影山由美に――

僕の嫌いな枡野浩一が、自分で暗唱できないような短歌を作るな、というようなことを言っている。
とてもいいことを言っていると思う。
僕が目指しているのは、全文暗唱したくなるような、そういう完璧な小説なので、毎日自分の進行中の小説を読み返しては、再読性に優れた飽きない文章を、読むごとに発見のある一文一文を心がけて、書いている。
ようやく、20000字ほどになった。まだ書けることはあるだろうか、と毎日思いながらも、少しずつ増えていく。

おジャ魔女どれみナイショを見て、泣く。このところ、泣きすぎる傾向にある。
影山由美脚本の話が好きだ。大和屋暁脚本の話は要らない。
簡単にヒューマニズムになってしまう。やはりヒューマニズム大好き。
MAHO堂のみんなと仲良く楽しく励ましあって暮らしたい。
殺意とか性欲とか悪意とか暴力とかは心底嫌だ。怖い。見たくない。
と思いながら我慢して今日も殺人犯の話を読む。
知性とヒューマニズムに裏打ちされたブラックユーモア。