2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ビッグコミックオブジョイトイ創刊

曽我ひとみさんと林真須美さんの区別もあやふやなまま毎日が過ぎ去っていきます。 ビッグコミックスペリオールって意味不明なコミック雑誌名に対抗して、ビッグコミックオブジョイトイっていうのを考えたので、僕が創刊します。 グラビアページは毎回インリ…

生沼義朗歌集「水は襤褸に」を読む

清水国明がその全容を知っていると自称するブックオフに、誰も読まないような歌集や句集が100円で売っているので、たまに買う。 こういう本の面白いのは、「誰々様へ。著者名」というような贈呈を示す紙が栞代わりに挿んであったりするところだ。 「せっ…

川田絢音、その41

「眠れ/何処からでもはじまる階段は卵ひとつない正午の空へ通じている」(川田絢音「空の時間、その41」) * ドラエもんを読むと「どこでもドア」が欲しくなるように、この詩を読むと「どこからでも階段」が欲しくなる。 旅先などで、ふと、その場を俯瞰…

川田絢音、その59

「夢の中でのように/凶暴に/ひばりのいない空にひばりを見る」(川田絢音「空の時間、その59」) * 夢の中では、発見と発明が同義であり、自分がそこで見つけるものは、常に自分が創り上げたイメージである。 創りたての鳥が、見つけられては忘れられ、…

川田絢音、その16

「眼の/血の波音の/指先にみちる火の/脚の/眼の隈の/右の乳房の/言葉を」(川田絢音「空の時間16」) 改行ごとに意味を区切る読み方と、すべての行をつなげて意味をとる読み方とあるが、後者が正しいと思う。 詩人の主要な役割の一つは、未知の言葉…