2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

よつばと!

「あさぎさん、こんにちわ」挨拶をする。挨拶をする人は人に好印象を与えるということを知っているということを示した。「うさぎさん、こんにちわ」 「うさぎさんは、いないよ」と、あさぎさんが教えてくれた。「あさぎさん、だけで十分だよ」 「あなたは今…

50 ON 

愛飢えを。書き、苦、気、来。刺しす、背、訴。他膣、手と。何濡ねの。歯、皮膚、屁、歩。真美、無、眼も。揶揄よ。話ON。 * 「虹の彼方に」の文庫、12ページが破れている。5年前に、バロウズを真似して手当たりしだいの小説を破っては細かく切り刻み…

完璧な日記

放置禁止区域に止めてあった自転車のマッドガードに「ユダ」と書かれていた。 * 昔、「プラウドマン」という名の競走馬が走っていた。誇り高い男が跨っていた。 中山競馬場の長い地下道。赤鉛筆を耳に挿んでいる典型的な中年の男二人が、大声で「やっぱ、プ…

I was born to fall in love

昨日の日記に付け加えることがある。ブックオフでのこと。 売れる小説とはどんなものなのだろう、と開いた「世界の中心で愛をさけぶ」の中に、四つ葉のクローバーが挟まれていた。押し花のように乾いていた。本を閉じた。 * 机に缶コーヒー微糖。「微糖」と…

山田亮太に――

小説のことばかり考えている。 日記は書かなくてもいいのだけれど、更新のための更新をする。なんでもいい。 2005年1月号の現代詩手帖について、書く。 手元に置いていないのがたたって参照できない人のために、身悶えるような苦痛のひとときを演出した…