2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

キッキに――

「水が落ちてるね」と、僕越しに見えている風景に紛れこんでいるキッキは沼を指さして言った。「大きめの水が深めに」 「ダイエットウォーターだ」と、僕は答えた。「微生物たちの液体住居」 「水はすでに0キロカロリーだとばかり思っていたけど」 「この水…

ビール飲みたい

「今日は惣菜屋の揚げ物を食べよう」と、僕は提案した。 「じゃあ、よつばは、カキコロッケを食べる。カキコロッケ!カキコロッケ!」と、よつばが騒いだ。 「え?カキフライのことか?」と、僕は訊いた。 「カキコロッケがか?」と、よつば。 「そう、カキ…

マヨよ、パセリよ、カキフライよ

容姿や頭脳機能など、生まれつきの自分の備品に、多大な欠陥があるのにもかかわらず、相変わらず、自己の完全性への幻想が捨てきれていない。 そのことを考えるたびに、廃品集積場にある壊れた扇風機の部品を集めて、ハイビジョン液晶カラーテレビを組み立て…

スペンサーシリーズに――

「手づかみで食べろよ」私は箸使いに苦戦を強いられているスーザンに言ってみた。「手が魚臭くなるのを怖れて箸を使って握り寿司を食べるのは、身体がびしょ濡れになるのを怖れてレインコートを着てシャワーを浴びるようなものだよ」 「うるさい」スーザンは…

あーあー。

「酒をしたたか飲んで倒れるように眠った翌朝、五感レベルでの気持ちのよい達観がとても自然な形で訪れることがある」と、僕は発言する。 押切もえは、四つん這いになっている僕の肛門に尖らせた舌を挿し込んで、必死に出し入れしている。 「不安や恐怖がな…

あー

ぼくは毎ターン、先頭にいるゼシカたんにベホマをかけてすごした。ぼくが見かける鏡はいつも見苦しいのだけれど、みんなそうなのかな?」今日ぼくはカギカッコは閉じるときのヤツだけ使うとカッコイイような気がした。ここが」と言って、ぼくはバニー姿のゼ…